今度は設備業者の方と打合せです。
電気と設備配管は、上棟後に屋根と外壁がふさがると
すぐに工事が始まります。
構造を骨格とすると、
電気設備配管は人間の循環器系に例えられます。
「バルコニーの散水栓、どうします?
後ろに大きい梁が来てるんですが。」
現場につくなり、まず最初に聞かれたのは
写真のバルコニー壁に設置する
壁埋込みタイプの散水栓についてでした。
壁の裏側をのぞくと
ななめに入った大きなデルタ梁が。
上階を引っ張って支えてくれている構造梁です。
これをかわした位置に
水栓と防水コンセントを設置しなければなりません。
高さを測って
幅が確保できることを確認。
室内側(右側)にコンセント、
外側(左側)に散水栓を設置することになりました。
問題解決したところで、
室内のトイレや洗面、キッチンについて
給排水の立ち上げ位置を墨出し開始。
洗面カウンターの墨出し。
湯がHで左、水がCで右。中央は排水。
壁の中央に掛かれているのは壁出しに必要な寸法。
壁出しにすると管が足元がスッキリとオープンにできます。