葉山の住宅 14

今度は設備業者の方と打合せです。

電気と設備配管は、上棟後に屋根と外壁がふさがると

すぐに工事が始まります。

構造を骨格とすると、

電気設備配管は人間の循環器系に例えられます。

「バルコニーの散水栓、どうします?

後ろに大きい梁が来てるんですが。」

現場につくなり、まず最初に聞かれたのは

写真のバルコニー壁に設置する

壁埋込みタイプの散水栓についてでした。

壁の裏側をのぞくと

ななめに入った大きなデルタ梁が。

上階を引っ張って支えてくれている構造梁です。

これをかわした位置に

水栓と防水コンセントを設置しなければなりません。

高さを測って

幅が確保できることを確認。

室内側(右側)にコンセント、

外側(左側)に散水栓を設置することになりました。

問題解決したところで、

室内のトイレや洗面、キッチンについて

給排水の立ち上げ位置を墨出し開始。

洗面カウンターの墨出し。

湯がHで左、水がCで右。中央は排水。

壁の中央に掛かれているのは壁出しに必要な寸法。

壁出しにすると管が足元がスッキリとオープンにできます。

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