こないだは家具について触れましたが
今日は建具についても触れてみたいと思います。
ひとつ前の話で
造作家具がオープン仕様なので
壁や天井と一体につくっていくと書きましたが
建具枠も同じ。
こちらの方が、壁や天井をつくる前にセットすることが
工程として一般的です。
なぜかというと、
壁や天井の下地となるボードは小口が弱いため、
なにかにぶつけて貼りこむからです。
それが枠だったり
方立てだったり
見切りだったりするわけです。
パントリー収納の引き戸の枠。
素材はゴムの集成材。
こまやかな凹凸の加工がされていて、
凹みの部分が戸当り。
ちなみにこの枠には手前のボードと
後ろ側の袖壁のボードがあたっています。
地味にそんな役割も果たしています。
塗板サンプルを並べて、室内の壁の色を確認。
現場でカットしてもらった家具や枠の端材を持ち帰って、塗装。
お施主様にはクリアと白のつや消しを提案することに。
葉山の住宅は素材をそのまま扱うことをテーマの一つにしていて
素材の仕上げはペンキで塗りつぶすのではなく
木目の表情が透けて見えるOS(オイルステイン)を使用します。
一番上の写真は
枠としてデッキ材を使っています。