王禅寺の住宅 11

中間検査の日。

検査員の方が到着する

だいたい40分くらい前に

意匠設計と構造設計、施工者で

現場に待合せしました。

建築標識。

確認済証の番号が記載されていて

この建物が建築基準法に則って

着工していることを示しています。

基本的なことですが

これをきちんと表示していることが

法律的には求められるので

重要です。

金物のチェックをする

構造設計者。

上階と下階の柱を引きつける

ホールダウン金物の耐力スペックが

構造設計図書と合っているか。

筋交い用のプレートのビスなどが

所定の数を満たしているか

などを確認。

写真の場合は

6本必要なところ

2本のみで止められていた

筋かい用プレート。

ごくたまに

こんなこともあったりします。

構造設計から施工者へ

その場で是正工事の指示が出されていきます。

専門の方が現場にいると

こういうことがとてもスムーズに運びます。

そうこうしているうちに

検査員の方が到着。

ここからが本格的な検査のスタートです。

審査機関の検査員は

主要構造部ができあがった現場をチェックしていきます。

必要なところに耐力壁や筋交いがあるか、

金物は取りついているか。

構造を建築基準法によって見ていくので

もっと全体的にとらえたチェックになります。

「現場は問題なさそうですね。

大丈夫です。」

帰り際、検査員の方は

横目できれい並んで取付けられたゴミ袋を見ながら、

そう言って元来た道を戻って行きました。

見送りからもう一度現場に入ると

上の階からドライバーの音が聞こえてきました。

構造から指摘のあった場所を

大工さんが

もう、直しにとりかかっていました。

 

 

 

 

 

 

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