南荻窪の長屋 05

基礎が無事つくられたのを見届けたら

次は上棟に向けて、

待ったなしでプレカット打合せです。

設計、構造設計、

施工、プレカット、

鉄骨、板金、サッシ。

躯体と雨掛かりに関係する各業者が集まって、

板書しながらの打合せです。

暑くなったり、寒くなったり、雨が降ったり、寝不足だったりで、

風邪の引き始めの予感がしていましたが、

長期戦を覚悟。

長屋の計画が着工まで実現するのは、

実はこれが初めてのことです。

3世帯の住戸数ですが

共同住宅として成立する最小単位とも言えます。

敷地のかたちに合わせて

そのまま建物の平面が五角形であること。

プランが高さ方向に入り組んでいて

各住戸のフロアレベルがそれぞれ異なること。

高度地区斜線が2方向からかかっていて

屋根の形状が多角形状であること。

2Fの住戸へのアプローチに

専用鉄骨階段を2本設けること。

で、しかも浮かそうとしている。

たしかに、これだけ構造的に複雑な要素が集結しているのは

この規模ではちょっと珍しいかもしれません。

そりゃあ、会議室予約しますよね。

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