葉山の住宅 06

いつも所長と行くときは

大船駅で待ち合わせして車で現場へ向かいます。

何度か行くうちに、

夏まで監理していた鎌倉中央公園の住宅の脇道が

最短時間で行けるルートだとわかりました。

なんだかうれしい偶然です。

里山のような寺道をくねくねと下ると

長谷の町。

江ノ電の踏切を渡って

つきあたりを左に曲がると

国道134号線に出ます。

のびやかな由比ヶ浜の海岸線が広がります。

ここまで来れば

あと少し。

海岸向こうに見える山を抜けて逗子、

さらにその先の山を抜けると

葉山の町です。

現場到着。

この日は2回目の打設に向けて

立ち上がりの型枠を組むところでした。

水平垂直を高い精度で出してから

型枠のボードをフォームタイで固定していきます。

水廻りスペース。

コンクリートはすっかり安定して

きれいな段差ができていました。

これで配管が自由にまわせます。

端部は断面が大きい、2本組となったW柱の構造。

1階道路側の柱のない大空間を支えながら

2、3階の荷重を受けるため

地震が来たときに負荷が一番かかるのはこの柱。

基礎と緊結して踏ん張れるよう構造設計されています。

この建物の大黒柱と言えそうです。

 

 

 

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