王禅寺の住宅 15

3Fは造作下地、建具枠下地に続いて

天井の下地となる野縁ができていました。

野縁ができたことによって

勾配天井のラインとともに、実際の部屋の大きさに限りなく近づきました。

天井が低くなったからでしょうか。

どことなく、落ち着く感じがします。

3Fバルコニーのドレン。

降り注いだ雨水をここから逃がします。

床の開口と塩ビ管の接続部分から水漏れがおこらないよう

FRPの塗膜防水で巻き、シームレスにつないでいきます。

2Fのリビングは外の景色を取り込めるよう

大開口と、リビングから連続するようなテラスを計画しています。

そのあいだをつなぐ大開口のサッシとテラスドアが、現場へ届きました。

取付けの調整には少し時間がかかるようなので

2Fの造作下地について、現場監督と打合せしながら待つことに。

それぞれの造作が来る場所について

設計図と狂いがないか、採寸して確認していきます。

その後、家具や建具の下地を墨出し、

特殊な納まり方をするところには考え方などをマジックでメモ。

サッシも無事納まりそうなので、この日は事務所に戻ることに。

後日、現場監督が

完成したテラス開口まわりの造作の写真を送ってくれました。

ここは、サッシが決まるまでつくるのを待っていた場所でした。

上へ、外へ、と斜めに広がっていく形状のため

サッシが納まらないと、決めるのが難しかったからです。

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