先日、取材を受けたことをきっかけにこの計画をまとめてみたくなり書いています。
今回は「材木座の住宅」について少しまとめてみようと思います。
敷地の条件
- 面積:約80坪
- 形状:ホームベース型
- 高低差:傾斜がある窪地
- 周囲環境:Y字型道路に接道・南側には雑木林が隣接・水路と隣接・景観を損なう高層住宅を建てにくい鎌倉エリア
クライアントの要望
- 二世帯住宅のため各世帯の独立性の確保
- 世帯の独立性を維持しつつも、居住エリアの行き来のしやすい仕様
- 二世帯(6名)でも十分な居住スペース
- バイクガレージの設置
- 書斎の設置(子世帯のご主人用)
- 二世帯分の駐車スペース(2台+α)
これだけでもかなり難解の計画であることが分かるかと思います。こんな時はまずコンセプトをまとめることから始めるのが重要になってきます。
このダイアグラムで、クライアントに扇型の敷地に対してくの字型の配置が生まれたのは理に適っていることを納得して頂きました。
実際に竣工した配置です。プランは色々変更、進化していきましたが、くの字の配置は活かされました。