LEVEL Architects

逗子の住宅 05

逗子の住宅 工事の様子をお伝えします。

現場では断熱工事が施工されました。
断熱は吹付発泡ウレタンです。
吹付け発泡ウレタンの利点は断熱性はもちろんのこと、気密も同時に取ることができる点にあります。
発泡ウレタンと言うだけあって吹付け直後からモコモコと膨れ上がり、ウレタンが壁天井に付着します。
下地などがある細かい隙間にも、このモコモコと膨れ上がるウレタンのおかげで隙間なく断熱材が埋めてくれます。
現場で専門の吹付け業者さんが入ることも施工精度の安定性に寄与しています。

▼今回天井面の吹付け厚みは220mm。
だいぶ厚みのある吹付けをしてもらっていて、屋根面からの熱もしっかりとシャットアウトしています。
天井裏にあった梁も断熱で全て見えなくなってしまいました。

▼1階の方ではすでに壁天井のボード貼り工事が進んでいます。
このボードが貼られると、最終的な家の形が見えてきます。
ちなみにこのボードの中には石膏が入っていて防火上とても大切な役割を果たします。
石膏は火にとても強いので、もし室内で火が上がったとしても石膏ボードが柱や梁などの構造材を守ってくれます。

▼また階段や手摺などの鉄骨工事も入っていました。
こちらは階段のササラと呼ばれる部分。
踏み板がないと未だよく分かりませんね。

▼こちらは2階吹き抜け部分の鉄骨の手摺です。
木下地で腰壁を作った方がもちろん安いのですが、スチールの手摺とすることで
1階から吹き抜けを見上げたときに2階との繋がりを感じられるようになります。

▼この手摺の足元部分を見ていただくと床に固定するベース部分は床の下に隠し、
框と呼ばれる木材を手摺子の形状に切り欠いてキレイに納めてもらっています。
こうした造作は手がかかりますが、このような細かい部分の集積が最終的な空間の差として出てきます。
大工さん丁寧なお仕事ありがとうございます。

▼外では軒天の杉板貼り工事も施工されていました。
こちらはこのあと塗装して少し濃い目の色になる予定です。

次回はボード貼りが完了した様子をお伝えできると思います。
引き続きよろしくおねがいします。