「家具の製作図面、できてます?」
現場監督から、そう聞かれてから
約1週間。
あらかた出来ていた図面をもとに
現場には施工方法、
御施主様には仕上げや意匠を最終確認して
製作用の設計図を仕上げていきました。
これでようやく
職人さんたちと打合せです。
現場に到着し
階段室の梁にかかったはしごをのぼって
3Fの床上に顔を出すと
壁と天井が出来ていました。
大部分に貼られているパネルは
石膏ボード。
敷地が準防火地域にかかっており
建物を準耐火仕様にする必要があるため
厚みが15ミリほどある強化石膏ボードを
壁と天井の下地に使っていきます。
石膏ボード素地、
グレーの空間。
職人さんたちとの打合せ後
この日はなかなか決めることが多い日で
葉山から東京へとんぼ返り。
3Fの床仕上となる
タイルの有力候補を探しに
最近リニューアルオープンしたばかりの
南青山にあるサンワカンパニーへ。
最寄りの駅は外苑前。
1Fにカフェがあり
デザインされた建材のギャラリーといった印象。
洗練されているのに入りやすい感じです。
有力候補のタイル。
サイズと色と質感を
見て触って確かめて。
これと思ったものを
ピックアップしていきます。
ここからさらに家具の素材と合わせて
見立てていきます。
お施主様に実際に選んでいただくとき
余計に迷わないように
ある程度特徴を整理したものだけに
数をしぼっていきます。