LEVEL Architects

荻窪の住宅 04

荻窪の住宅 コンクリート打設の様子をお伝えします。

朝、現場に到着すると既にミキサー車とポンプ車が現場前に停まっていました。

今回敷地までの道路が狭い道が多いため小型のミキサー車でのコンクリート運搬になります。

このようにミキサー車からポンプ車へコンクリートが受け渡され、

ポンプ車からホースを経由して建物へコンクリートを流し入れます。

この日の天気は曇り空。

コンクリートを打つ時は雨でもだめですし、晴れていてもコンクリートがどんどん固まっていってしまうので、

打設の際は曇り空が一番適した天気です。

ミキサー車が小型のため、何回も何回もミキサー車が来てはコンクリートを流し入れる作業が続きます。

この日はミキサー車が6台体制で、この現場のためにコンクリート工場と現場の間を往復してくれています。

ミキサー車が入れ替わる間にこの梯子を使って2階へ上がらせてもらいました。

2階に上がるとこんな様子。

奥の方はコンクリートが既に入っていますが、まだまだこれからといった様子です。

そうこうしている内に次のミキサー車が到着して、コンクリートの流し込みが始まります。

ホースの先を持ってコンクリートを流し入れる人、そのホースを動きやすいように補助する人、

コンクリートがきれいに流れるようにバイブレータを操作する人、など

多くの職人さんが息を合わせて作業しています。

1階の壁にコンクリートを流し入れているため、

この溝のように見える所にホースの先を持っていってコンクリートを流し込みます。

流し込んだ後の様子はこんな感じ。

オレンジ色のホースのようなものはCD管と言って電気配線するための管です。

RC造の場合は事前にこうした管をコンクリートの中に埋め込んでおかないと

後からでは配線が出来なくなってしまいます。

上からコンクリートを流し込んでいる間は下でも作業があります。

型枠を木槌でトントンと叩いてコンクリートが型枠の中にしっかりと行き渡るようにする仕事です。

開口部の下の部分などは特にコンクリートが行き渡りづらくなる部分なので念入りに叩きます。

1階の壁に全てコンクリートが入ったら2階の床になる部分にもコンクリートを流していきます。

床になる部分は平らにする必要があるため、コンクリートが入ったらすぐにきれいに均していきます。

このようにしてようやくコンクリート打設は完了です。

ここから1ヶ月程の養生期間を経て、型枠を外します。

次回は型枠を外した様子をお伝えします。

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